シニアの4つの不安

シニアの4つの不安 · 20日 2月 2026
【第9回】体力よりも先に衰える「自信」 ― 健康寿命は“動ける時間”で決まる 健康寿命を左右するのは、筋力や数値だけではありません。 実は体力そのものよりも先に衰えやすいのが、「動ける」という自信です。 「転んだらどうしよう」「迷惑をかけるかもしれない」 そんな不安が外出の機会を減らし、結果として筋力や会話の機会も減少し、健康寿命は少しずつ短くなっていきます。 この流れを防ぐために有効なのが、週3回以上・30分程度の有酸素運動です。 ウォーキングや体操、軽い筋トレなど、特別なものである必要はありません。 大切なのは無理をすることではなく、続けられる環境を持つこと。 体を動かす習慣が、自信と健康寿命の土台を支えます。
シニアの4つの不安 · 17日 2月 2026
【第8回】元気でも、ふと将来が怖くなる理由 ― 健康寿命という考え方 「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、階段で息が切れた時や、夜中に転んだらどうしようと感じた瞬間に、将来への不安がよぎることがあります。 その不安の正体は“寿命”ではなく、“健康寿命”です。 健康寿命とは、介護を受けずに自分らしく生活できる期間のこと。 多くの方が本当に気にしているのは、何歳まで生きるかではなく、何歳まで元気でいられるかです。 健康寿命を縮める主な要因は、体力の衰え、認知症、骨折などのけが、重い病気など。 どれも突然起こるように見えて、実は日々の生活習慣の積み重ねと深く関係しています。 健康の不安は、病気になってから考えるものではありません。 “健康寿命をどう延ばすか”を意識することが、安心な将来への第一歩になります。
シニアの4つの不安 · 13日 2月 2026
最初の一歩は「一緒に行く」ことから。 生きがいづくりで一番大変なのは最初の一歩です。無理に背中を押すのではなく、性格や経験を伺いながら選択肢を整理し、必要であれば事前訪問にも同行します。紹介のある安心した環境から始められることで、不安は大きく軽減されます。無理に変わらなくていい。一人で抱えない仕組みを整えることが、自然に動き出すきっかけになります。
シニアの4つの不安 · 11日 2月 2026
【第6回】生きがいは「見つける」より「なじめるかどうか」 「生きがいを見つけましょう」と言われると、少し構えてしまうものです。 しかし実際に続くかどうかを左右するのは、活動内容そのものよりも「その場になじめるかどうか」です。 どんなに魅力的なサークルでも、雰囲気が合わなければ長続きしません。 一方で、安心できる関係性があれば、特別な活動でなくても自然と足が向くようになります。 大切なのは、いきなり参加することではなく、 ・どんな人が集まっているのか ・初心者をどう迎えているのか ・場の空気は自分に合いそうか を事前に知ることです。 まずは顔合わせから始めるだけでも、心理的な負担は大きく下がります。 生きがいは「探すもの」ではなく、環境と人との相性の中で育っていくものなのです。
シニアの4つの不安 · 06日 2月 2026
定年後、自由な時間が増えたはずなのに、 「何を始めればいいのか分からない」 そんな戸惑いを感じる方は少なくありません。 やる気がないわけではなく、 知らない人の輪に入る不安や、 続かなかったときの気まずさが、 最初の一歩を重くしています。 生きがいの不安は、意欲の問題ではなく、 踏み出すための入口が高すぎることが原因なのです。
シニアの4つの不安 · 03日 2月 2026
定年退職後、 急に「時間だけが増えた」と感じる瞬間はありませんか。 何もしていないわけではないのに、 なぜか落ち着かず、居心地の悪さを感じてしまう。 仕事をしていた頃には、 会社という居場所があり、役割があり、 自然と一日が動いていました。 その急な変化が、 生きがいの不安につながることは少なくありません。 この回では、 「暇になったから」ではなく、 居場所と役割を失った感覚こそが不安の正体である、 という視点をお伝えします。
シニアの4つの不安 · 02日 2月 2026
「歳だから仕方ない」と言われて、 どこか納得できない不安を感じたことはありませんか。 多くの不安の正体は、 生きがい・健康・お金・これからの暮らしといった 複数の心配事が、整理されないまま重なっていることにあります。 何が不安か分からない状態では、 対処のしようがなく、不安だけが残ってしまいます。 しかし、不安を無理になくそうとしなくても、 一つずつ分けて整理するだけで、気持ちは軽くなっていきます。 この回では、 不安を「歳のせい」にしない考え方と、 次回から始まる「生きがいの不安」への入り口をお伝えします。
シニアの4つの不安 · 02日 2月 2026
不安を感じていても、 「迷惑をかけたくない」「まだ大丈夫」と思い、 家族には打ち明けられない—— そんなシニアの本音に焦点を当てます。 弱音を吐けないまま抱え込んだ不安は、 行き場を失い、心の中で少しずつ大きくなっていきます。 一方で、家族は責める気持ちではなく、 小さな変化に気づき、静かに心配していることも少なくありません。 この回では、 「話すこと」は頼ることではなく、 自分のこれからを大切に考える行為である、 という視点をお伝えします。
シニアの4つの不安 · 02日 2月 2026
年齢を重ねる中で、はっきりした困りごとはないのに、 ふと「このままで大丈夫だろうか」と感じる瞬間はありませんか。 お金、健康、これからの暮らし、生きがい—— 理由ははっきりしないけれど、心の奥に残る“何となく不安”。 この連載では、 多くのシニアが静かに抱えている 正体の分からない不安を「見えないお化け」にたとえ、 少しずつ言葉にしていきます。 答えを急ぐためではなく、 不安を整理し、考えやすくするための連載です。